AI時代の「匠」をどう育てるか 『月刊事業構想』2026年12月号が技能継承と新事業を大特集


人の手による「わざ」を、次の事業へつなぐ
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(本部:東京都港区、学長:田中里沙)の出版部は、10月30日(金)に専門誌「月刊事業構想」2026年12月号を発売しました。同誌は企業活性、地方創生、イノベーションを扱う専門誌です。今号の大特集は「人の手が生む価値が新事業にーAI時代の『匠』のつくり方」です。
特集の背景にあるのは、AIの普及と人口減少です。建設や食、美容、工芸など、人の手による「わざ」の担い手不足が深刻になっています。その一方で、日本版マイスター制度の提言や、生活文化分野での人間国宝の誕生など、技能を守る動きも広がっています。特集では、技能を次世代へ継承し、課題解決や新規事業につなげている企業や団体の取り組みを取り上げています。
特集に登場する主な企業・団体
大特集の最初の項目は、「清水建設 NOVARE Academyが伝えるものづくりマインド」です。同アカデミー塾長の和田昌樹氏による、実寸大モックアップ研修を通して「現代の匠」を育む取り組みを取り上げています。このほか、次のような記事が並びます。
- 令和の職人育成、技と心を伝える/さくら株式会社 代表取締役社長 高橋和義氏
- 当代一流を顕彰する新制度「食の至宝」/文化庁 参事官 中島勇人氏
- 人だからこそ可能なサービスを担える人材を/株式会社アトム 代表取締役社長 植田剛史氏、取締役 営業推進本部長 三平昌弘氏
- 人材不足の学校や病院の給食を支えたい/服部工業株式会社 CEO&CHO 服部俊男氏
- 技と土地への誇りが世界との距離を縮める/LVMH メティエ ダール ジャパン ディレクター 盛岡笑奈氏、山添藤真氏
- 社会全体で共有する「技能の価値」/2028年技能五輪国際大会日本組織委員会 事務総長 小林洋司氏

地域特集は東京都、小池百合子知事のインタビューも
地域特集のテーマは、東京都「スケールアップ企業が育つ 世界屈指のイノベーション都市へ」です。東京は江戸開府から400年余り、日本の政治・経済の中心であり続けてきました。大企業の本社や金融、情報通信、サービス業が集まる一方で、大田区などの町工場が培ってきた高度な基盤技術や、多摩地域の研究開発拠点といった、ものづくりの厚みも併せ持っています。スタートアップ数は全国1位で、スタートアップ・エコシステムとしても世界で存在感を高めています。
小池百合子知事へのインタビュー「世界で一番の都市・東京に向けて」では、都が掲げる「2050東京戦略」を取り上げています。子育てや女性活躍の支援など、「人」を中心に据えた成長が軸です。「SusHi Tech」をはじめとするスタートアップ育成、中小企業等への支援、DXやAXの推進、脱炭素の取組などを通じて目指す「世界一の都市・東京」の姿について聞いています。都内の注目事業者への取材も掲載されており、主な登場者は次のとおりです。
- 株式会社UI銀行 代表取締役社長 安田信幸氏
- 株式会社帝国ホテル 代表取締役 社長執行役員 風間淳氏
- シュッピン株式会社 代表取締役社長CEO 齋藤仁志氏
- 小澤酒造株式会社 代表取締役社長 小澤幹夫氏
- 株式会社山本山 代表取締役 山本奈未氏
- 株式会社ロボトラック 代表取締役CEO 羽賀雄介氏

経営トップの哲学や新社長のビジョンも
「トップの哲学と発・着・想」には、ニチレキグループ株式会社 代表取締役社長の小幡学氏が登場します。アスファルト舗装材で国内トップクラスのシェアを持つ同社は、創業以来の「種播き精神」を守り続けています。2024年の持株会社体制への移行を機に、現場から将来の事業の種が生まれる組織づくりを強化している様子を伝えています。同じコーナーでは、2026年5月に創業96周年を迎えたフジキンの代表取締役社長・田中久士氏も取り上げています。特殊バルブ機器と超精密流体制御システムのリーディングカンパニーである同社は、半導体や水素エネルギーなど最先端技術が求められる領域に、信頼性の高い機器やシステムを提供しています。“極限への挑戦”をポリシーに、技術開発を進めています。さらに、洛和会ヘルスケアシステム理事長の矢野裕典氏と、株式会社Campbell代表取締役の坂田智子氏も登場します。
特別企画は2つあります。特別企画1「新社長が語る、飛躍へのビジョン」には、グローブライド、YUASA、シスメックス、井関農機、三機工業のトップが登場します。特別企画2「企業の節目は未来を描くチャンス」では、NTT西日本、クレディセゾン、東和薬品、川崎重工業を取り上げています。このほかにも、「新事業」「地域活性」「AI」「DX」「人材育成」「スタートアップ」などのキーワードに関連する記事を掲載しています。
雑誌概要と発行元について
- 誌名:月刊「事業構想」2026年12月号
- 出版社:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 出版部
- 価格:1,300円(税込)
- ASIN:B0GTYXSVTT
- 販売:全国の書店、Amazon
「月刊事業構想」は2012年9月に創刊されました。新たな事業アイデアを求める全国の経営者、新規事業担当者、自治体首長幹部を対象に、新規事業や組織運営のヒントとなる事例を紹介しています。発行元の事業構想大学院大学は、2012年4月に東京・南青山で開学した社会人向け大学院です。多彩な業界で活躍する教員や院生と議論を重ね、2年間で事業構想計画書の提出を経て、専門職学位「事業構想修士(専門職)」(MPD:Master of Project Design)が授与されます。拠点は東京、名古屋、大阪、福岡、仙台の5校舎です。現在14期目が修了し、計967名を輩出しています。厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練)の対象にも指定されており、国から最大128万円が給付されます。
出典:学校法人先端教育機構












