ユーフォリア、さいたま市のコンディショニング教材の最終版を作成 生徒が記録をグラフで振り返れるフォームも改良

スポーツテック企業の株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:橋口 寛)が、さいたま市の「令和7年度コンディショニングに係る教材等作成業務」を受託しました。この業務では、二つの取り組みを行いました。一つは、生徒が日々の体調や生活習慣を記録し、振り返るための「市オリジナルフォーム」の改良です。もう一つは、コンディショニングに関する教材と動画教材の作成です。
さいたま市は、子どもたちが安心・安全かつ効果的にスポーツに取り組める環境づくりを目指しています。そのために、子どもたちや指導者のコンディショニングへの意識を高め、データと理論に基づく適切な指導ができる人材を育てることとしています。ユーフォリアは公募手続きを経て、令和5年度・令和6年度に続き、令和7年度の業務も受託しました。
記録の推移をグラフで確認、中学校・高校の部活動で実証
一つ目の取り組みは、「さいたま市オリジナルフォーム」(Excel版)の改良と実証です。このフォームは部活動などのスポーツ現場で使われ、生徒自身が日々の体調や生活習慣を記録・振り返り、指導者が生徒の状態を把握するためのものです。今回の改良では、入力者である生徒自身が、睡眠時間、疲労感、朝食の摂取状況などの記録の推移や自分の傾向を、グラフなどで簡単に確認・振り返りできる仕組みを実装しました。
実証には、セミナーとワークショップも含まれています。スポーツ科学の基礎を学ぶ座学セミナーに加え、ワークショップを開催しました。ワークショップでは、蓄積した実際のデータをもとに「パフォーマンス向上のために何が必要か」を生徒同士で話し合い、データの活用による行動変容を促しました。
実証期間は2025年11月〜2026年1月です。前年度から実施しているさいたま市立植竹中学校に加え、新たにさいたま市立浦和南高等学校でも実証を行いました。対象校と部活動は次のとおりです。
- さいたま市立植竹中学校(男子バスケットボール部、男子バレーボール部)
- さいたま市立浦和南高等学校(女子バレーボール部)
共同実施者とセミナー講師は、徐 広孝 氏が務めました。現在は亜細亜大学 健康スポーツ科学部 准教授で、実証を実施した当時は静岡産業大学スポーツ科学部 准教授でした。
暫定版を精査・再構築し、教材の最終版と動画教材を作成
二つ目の取り組みは、コンディショニングに関する教材(最終版)と動画教材の作成です。目指したのは、生徒・選手と教員・指導者の双方が活用できる教材です。生徒・選手は自分でコンディショニングの基礎を学べるように、教員や指導者はスポーツ科学に基づいた適切な指導を行えるように、内容の精査と再構築を進めました。これまでの経緯としては、令和5年度にプロトタイプを、令和6年度に教材(暫定版)を作成しています。令和7年度はこの暫定版の内容を精査し、よりわかりやすく具体的な内容の最終版にまとめました。教材に記載されている主な項目は次のとおりです。
- 食事・休養・運動の基本
- セルフコンディショニング
- 女性アスリートの課題
- 競技別ポイント
- 指導者向けの指導ポイント
あわせて、教材の重要なポイントを要約した動画教材も作成しました。ユーフォリアは令和5年度から複数年度にわたってこの業務を受託し、現場での実証と教材作成を通じて、生徒や指導者が実践的に使える形になるよう支援してきました。今後も、生徒が自分のコンディションを自ら理解して行動に移せる環境づくりと、指導者がスポーツ科学に基づいた指導を行うためのリテラシー向上を支援していくとしています。
「ONE TAP SPORTS」を手がけるユーフォリア
ユーフォリアの「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」は、コンディション機能、トレーニング機能、インジュリー機能などで構成されるデータマネジメントシステムです。試合や練習で得られる行動データに、食事メニューやケガの状態などを組み合わせて分析します。これにより、トレーナー・コーチ・監督などの指導者が、選手に適切な指導やアドバイスを行えるようにします。アナログでの情報収集・管理・指導が主流だったスポーツの現場で、アスリートのコンディションなどさまざまな情報を「見える化」し、コンディション管理・ピーキング・ケガ予防をサポートしています。導入実績は、ラグビー日本代表をはじめとする75の日本代表チーム、プロチームを中心に、国内外で延べ80競技・7,500チーム以上です(2026年7月時点)。
同社は「人とスポーツの出合いを幸福にする。」をミッションに掲げています。ONE TAP SPORTSのほか、スクール・部活動のための運営管理アプリ「Sgrum(スグラム)」や、各種団体のためのグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網+(プラス)」などを開発・提供しています。また、Oura Ringをはじめとするスポーツテックデバイスの販売パートナーとして、デバイスからデータ基盤までを一貫して提供しています。さらに、スポーツと一般企業の双方に向けたマルチエージェントAIサービス「QUARIA AI」の開発にも取り組んでおり、スポーツで培った知見とテクノロジーを、企業のビジネス課題の解決にも展開しています。
出典:株式会社ユーフォリア












