講師なし・2人から実施できる「シミュレーション演習」 つながりAIがこども性暴力防止法(日本版DBS)の研修向けに開発

つながりAI株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:駒崎弘樹)は、「シミュレーション演習」を開発しました。こども性暴力防止法(日本版DBS)で求められる従事者向け研修のうち、演習部分を職場の中で行えるようにするものです。現場で起こりうる場面を読み、2人以上のグループで話し合いながら対応を選んでいく形式のため、講師を毎回手配しなくても演習を実施できます。利用先として想定しているのは、学校、学習塾、放課後等デイサービス、保育園など、こどもに関わる幅広い職場です。

座学に加えて「演習」も求められる研修、課題は講師の手配
こども性暴力防止法の施行に向けて、こども家庭庁は学校や認定を受ける民間事業者に対し、従事者への研修を求めています。研修には、動画などによる座学だけでなく、具体的な場面をもとに考える演習も含まれています。
ただし現場には、講師付きの演習を開きにくい事情があります。同社が挙げているのは次のような状況です。
- 職員が数十人、数百人いる法人では、全員の日程をそろえて講師付きの演習を開くこと自体が大きな負担になる
- 学習塾や保育園、放課後等デイサービスなど、毎月のように新しい職員を採用する職場では、そのたびに講師を呼ぶのは費用面でも日程面でも現実的ではない
- 少人数の事業所では、講師を招くほどの人数がそもそも集まらない
同社は、演習を一度きりのイベントで終わらせず、新しく入った職員も含めて続けていける仕組みが必要だったとしています。

場面を読んで対応を選ぶ、ノベルゲーム型の分岐演習
シミュレーション演習は、画面に表示された場面を読み、「このときどうするか」を選びながら進む分岐型の演習です。選んだ対応によってその後の展開が変わり、最後に解説を読んで考え方を振り返ります。
1台の端末を囲んで、2人からグループ演習
職員同士で1台のPCやタブレットを囲み、「自分ならどうするか」を話し合いながら解き進めます。講師がいなくても、2人以上いればグループ演習として実施できます。ノベルゲームのように場面を読んで選択肢を選ぶ形式で、「正解を覚える」のではなく、迷ったところをその場で話し合うことで、職場の中に判断の共通理解が生まれるとしています。
職場の都合に合わせて何度でも、受講済み証も発行
外部講師の日程に合わせる必要がないため、会議の後や業務の合間、新しい職員が入ったタイミングなど、各職場の都合に合わせて何度でも実施できます。シナリオは、学校、学習塾、保育(保育園・幼稚園・認定こども園)、学童・障害児通所施設等の4つの職場別に用意されており、それぞれの現場で起こりうる場面が収録されています。演習を終えた職員には受講済み証が発行されます。
講師がオンラインで行うグループ演習と組み合わせることもできます。その場合は、日程が合わなかった職員や途中採用の職員が受講する場として活用できます。
駒崎弘樹代表「現場で続けられなければ、こどもを守る力にはならない」
代表取締役の駒崎弘樹氏は、こども性暴力防止法に向けた準備を進めるなかで、多くの現場から「演習が必要なのは分かっているが、毎月のように人が入ってくるのに、そのたびに講師を呼ぶことはできない」という声を聞いてきたと述べています。そのうえで、法律ができても現場で続けられなければこどもを守る力にはならないと指摘しました。シミュレーション演習は、職員同士が「自分たちならどうするか」を話し合う時間を職場の中で何度でもつくれるように開発したもので、学校、塾、保育園、放課後デイなど、こどもに関わるあらゆる職場での利用を望んでいるとコメントしています。
つながりAI株式会社は2025年2月に設立され、東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー15F CIRCLE by ANRIに所在しています。AIパートナーと専門職相談員によるハイブリッド型の相談サービスを、自治体や学校に提供しています。主なサービスは、相談AI「AIちゃん」(「友達AI」「こどもと親のミカタAI」など)、相談記録作成支援「記録まるなげくん」、こども性暴力防止法への対応を支援する「こまもろう認定・運用サポートパック」です。
出典:つながりAI株式会社











