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とさ自由学校が中等部を2027年4月に開校へ 探究・プロジェクト学習を軸にした「8つの学び」で新中1年生を募集

とさ自由学校が中等部を2027年4月に開校へ 探究・プロジェクト学習を軸にした「8つの学び」で新中1年生を募集

高知県いの町の学校法人日吉学園とさ自由学校(理事長:内田泰史)は、オルタナティブスクールとして中等部を2027年4月に開校することを決めました。これまで初等部で重ねてきた教育実践をもとに、プロジェクト学習や探究学習を中心とした独自のカリキュラムを実施します。新中学1年生は、内部進学者に加えて外部からも募集します。

1から子どもたちが企画したスポーツフェスティバル。異年齢クラスで過ごす毎日で、自然と高学年と低学年が助け合い・学び合う学校
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初等部の6年間から、中等部を含む9年間の学びへ

森の小学校とさ自由学校は、2019年4月に高知県に62年ぶりに開校した私立小学校です。「森のようちえん」を基軸とした保育・教育活動の考え方を受け継いでいます。「大自然がぼくらの教室」をコンセプトに、森、川、海、田畑などの自然フィールドでの体験学習や対話を重視してきました。子どもたちが「学習の主役」として学ぶことを大切にしています。近隣の高知市、土佐市からはスクールバスで児童が通学しています。また、全校児童の半数は全国各地からの移住者で、独自の教育方針を求めて集まっていることも同校の特徴です。

同校は県内外から入学生を受け入れ、テーマに沿ったプロジェクト学習を進めてきました。たとえば、ひよこ・にわとりを1から飼育するプロジェクト、映画づくり、森の遊び場プロジェクト、お祭りプロジェクトなどです。ほかにも、子どもたちが全校会議を開いて運動会や秋祭りを1から企画・運営したり、外部から多様なゲストを招いて将来の選択肢を広げる授業を行ったりと、さまざまな経験の機会をつくりながら学校づくりを進めてきました。卒業生はこれまでに40名を超え、それぞれの進路で成長しているといいます。

一方で、子どもたちからは「中学生になってもとさ自由学校に通いたい!」という声が、保護者や入学検討者からは「とさ自由学校の中学校はないんですか?」という声が寄せられていました。学校としても中学校の設立を検討した結果、初等部の6年間に中等部を加えた9年間で、とさ自由学校の学びを継続し、さらに発展させたいと考えたといいます。自分の個性や自己決定を大切にし、仲間と協働しながら学び進めることで、主体的に学び続けられる卒業生を育てることを目指します。

とさ自由学校が中等部を2027年4月に開校へ 探究・プロジェクト学習を軸にした「8つの学び」で新中1年生を募集

学校・自然・社会をまるごと学びの場にする「8つの学び」

中等部は「個性・多様性の尊重」「自己決定」「体験学習」を教育活動の原則とします。そのうえで、「自分で知り、自分で選べる子ども」「他者とつながり、共に生きられる子ども」「挑戦し、世界を広げ続ける子ども」の育成を目指して、独自のカリキュラムを編成しました。小学校と同様に「学習の主役はこども 大人は子どもの伴走者」という考え方を大切にしながら、中等部の学びの環境をつくっていくとしています。

チームでの探究と、自分で計画する基礎学習

1つ目の「GL(グループラーニング)」では、チームでテーマについて探究・体験学習を行い、協働しながら教科横断型のプロジェクト型学習に取り組みます。体験と教科を切り分けずに行き来しながら学ぶのが特徴です。個人の探究テーマに基づいて学ぶ「マイプロジェクト」の時間も設けます。2つ目の「SL(セルフラーニング)」では、国語・数学・英語(グローバル)の基礎的な知識・技能について、生徒自身が学習計画や目標を立て、自律的に学習を進めます。必要に応じて、各教科の単元に必要な見方・考え方を大人(スタッフ)が教え、生徒の学習進度をサポートします。

自然、社会、表現、身体を通じたプログラム

  • サイエンスラボ:生物・地質などの研究者・専門家と一緒にフィールドワークや実験を行い、自然の不思議を探究します。学校があるいの町仁淀川流域の土地の魅力を生かし、生物や昆虫、植物・動物、地質や岩石などを題材にリアルな学びを追究します。
  • ソーシャルラボ:新聞やニューストピックから自分自身の気になるニュースなどを共有し、そこから生まれた疑問や問いについて対話し、調べたり発表したりします。公民的・歴史的・地理的な視点から学びます。
  • アート表現:多様なジャンルの県内アーティストと共に授業を行い、自分に合った好きな表現方法を見つけることを目標とします。1年の終わりには作品づくりを行い、発表を目指します。
  • スポーツ&アドベンチャー:学期ごとにスポーツや自然体験などのアクティビティを取り入れ、心身の発達を促します。登山、シーカヤック、カヌー、自転車旅、キャンプ、沢登り、川遊びを、入学した子どもたちと一緒に計画して実施します。

進路を考え、学びの成果を外へ発信する

「SCD(セルフキャリアデザイン)」は、自分がこれから進みたい道や、どんなふうに生きていきたいかを考え、行動しながら自己探究するプログラムです。2年次には、外部の企業や事業者と連携した「DESHIIRIプログラム(職場体験)」を実施します。3年次には、それまでの経験を通して自分の進路を考えます。8つ目の「アウトプットデー」では、中等部での学びの成果を学校外の一般の方にも公開します。自分たちの学びを表現して伝えることで、学習内容をより深めることを目指します。

ものづくり、調理、田畑仕事、工作、話し合い、ゲスト授業など多様な体験から学び育つ。
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11月28日に説明会、第1回入学検定は2027年1月16日

中等部の開校に向けて、学校説明会を現地とオンラインで開催します。カリキュラムや学校生活、入学検定について、参加者の質問を受けながら説明する予定です。学校見学や個別相談にも応じます。

  • 日時:2026年11月28日(土) 15:00~17:00
  • 場所:とさ自由学校体育館(高知県吾川郡いの町勝賀瀬4387)
  • 参加方法:現地参加、オンライン
  • 内容:中等部説明、個別相談、校舎見学
  • 対象:現6年生児童・保護者
  • 申し込み:専用フォームから受け付け

第1回入学検定の概要は次のとおりです。受験を希望していて日程が合わない場合は、相談に応じるとしています。詳しい入学募集要項と願書は、中等部の特設ホームページで確認できます。

  • 期日:2027年1月16日(土) 9:00~12:00
  • 場所:とさ自由学校(高知県吾川郡いの町勝賀瀬4387)
  • 検定内容:レポート課題、面接(児童・保護者)
  • 願書提出期間:12月14日~1月8日(必着)
  • 願書提出方法:願書フォームまたは願書郵送
  • レポート課題:1月8日までにメール、郵送で提出
  • 対象:現6年生児童・保護者

同校は、小学校から中学校への接続は選択肢が非常に少なく、管理や強制によってそれまで育まれてきた個性が削ぎ落とされやすい時期でもあると捉えています。だからこそ、中学校の大切な3年間を、とさ自由学校の教育方針とカリキュラムのもとで「自分らしく過ごす」ことができれば、その後の多様な未来へ自信を持って羽ばたいていける、としています。

出典:学校法人日吉学園