尚美学園大学が2027年度から学修ポートフォリオを本格運用へ—教職員と「実際に使える」仕組みづくりを推進

2027年度からの学修ポートフォリオ運用開始に向けた取り組み
尚美学園大学は、2027年度からの学修ポートフォリオの運用開始を目指し、準備を進めています。この取り組みは、学生一人ひとりの学びや成長を可視化し、教育活動の質をより一層高めることを目的としています。2026年8月25日には、ハーモニープラス株式会社の支援を受け、教職員を対象としたFD研修(大学教員の教育改善のための研修)が実施されました。

なぜ今、学修ポートフォリオなのか
大学教育の評価軸が「大学が何を教えたか」から「学生が何を身につけたか」へと移行する中、尚美学園大学では学生の成長をより具体的に把握することを目指しています。学修ポートフォリオを導入することで、学生自身による振り返りや目標設定を促すとともに、教職員が教育の成果を確認し、社会へ発信していくための基盤を整えます。
「実際に使われる」運用を目指して
今回の研修では、システムの使い方だけでなく、現場での運用イメージを具体化するための議論が行われました。

研修の主なポイント
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既存の教育活動への組み込み: 新たな業務を増やすのではなく、オリエンテーションや授業、アドバイザー面談など、現在の活動の中にポートフォリオ活用を自然に組み込む手法が検討されました。
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学生支援の個別最適化: 全学生に一律の対応を求めるのではなく、学生の状況を「見る」ことで、本当に支援が必要な学生に対して教職員が重点的に関わる運用を目指します。
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教職員の疑問を解消: 研修後の質疑応答では、「面談時にどこまで成績を確認できるか」「入力意欲が低下した学生をどう支えるか」といった、より現場に即した活発な議論が交わされました。

研修の成果と今後の展望
研修に参加した教員のうち、81名中74名が満足と回答しており、導入趣旨への理解が深まっていることがうかがえます。今後は、今回明らかになった具体的な論点を整理し、各学科や部署の意見を取り入れながら、2027年度の本格運用に向けて仕組みをさらに調整していく方針です。

システムを導入して終わりではなく、教職員と学生が日常的に活用できる形を模索する尚美学園大学の挑戦は、今後の大学教育における「学びの可視化」のモデルケースとなるかもしれません。














