トヨタ・コニック「DAS IMPACT」がアルスエレクトロニカ・フェスティバル2026に出展!地域創生のプロトタイプが社会実装へ

プロジェクトの概要と注目ポイント
このプロジェクトは、地域の未来創生を目指し、データ、アート、サイエンスを横断するアプローチが特徴です。2023年に滋賀県で始まり、琵琶湖と水を軸とした「Water-Centric」という大きな未来ビジョンのもと、様々な実験やプロトタイピングを重ねてきました。
今回の出展では、ビジョンとプロトタイプを生み出す段階から、社会実装へと進化したプロジェクトの成果が紹介されます。教育プログラム、体験ツアー、商品、地域の未来を考えるためのツールなど、実際に地域で使われ始めた具体的な実践事例が展示されます。これは、データとアートが地域の未来創生に大きな可能性をもたらすことを示しています。

地域での実践へとつながる主要な取り組み
「DAS IMPACT」では、完成された展示作品だけでなく、地域の人々、教育機関、企業などと共に触れ、対話を重ねることで現在も変化を続けている取り組みが紹介されます。
DAS TRAIL:地域を歩き、発見を記録する体験型プログラム
DAS TRAILは、参加者が地域を歩き、観察し、対話しながら、発見したものを3Dスキャン技術で記録していく体験型プログラムです。滋賀での取り組みは、小学生が地域の水を学ぶ教育プログラムや、地域を巡りながら地下水と自然との関係を知るフィールドツアーなどへ発展し、実装が始まっています。
アルスエレクトロニカ・フェスティバル2026では、リンツ市観光局とのコラボレーションのもと、滋賀で培われたDAS TRAILがリンツの都市フィールドへと展開する「DAS TRAIL Linz」が実施されます。リンツ市内のAlt-Urfahr地区を歩き、ドナウ川と都市の関係、地域の歴史、洪水の記憶、気候変動などに触れ、参加者自身が発見したものを3Dスキャンで記録し、共有型のアートワークに加えます。滋賀で生まれた実践が、教育や観光へとつながり、さらに異なる都市で新しい形へと変化していく、その広がりも「DAS IMPACT」の一つです。


DAS RiceMark:米づくりの背景を伝える「未来の成分表記」
DAS RiceMarkは、田んぼ、水、土、気候、生産者の想いなど、米づくりを取り巻く様々なデータを複合的に取得し、収穫された米とともにその背景を消費者に届ける「未来の成分表記」です。2025年のアルスエレクトロニカ・フェスティバルでの発表時点ではプロトタイピングの途中でしたが、その後実際にDAS RiceMarkを付した米の販売が行われ、2026年には滋賀県内3地域へ取り組みを広げています。今回の展示では、3地域それぞれの田んぼから得られるデータを可視化した3種類のDAS RiceMarkが展示され、地域によって異なる米づくりの背景が紹介されます。

DAS Chronicle:地域の歴史と未来をつなぐアプローチ手法
DAS Chronicleは、それぞれの地域に残るユニークな歴史、物語、人々の声をつなぎ、地域にとってふさわしい未来を描くためのアプローチ手法です。アルスエレクトロニカ・フェスティバル2026では、総合建設業のSAWAMURAと連携し、滋賀県高島市勝野(旧大溝地区)で実際に進められている取り組みが、「インタラクティブな絵巻物」として紹介されます。地域に存在する歴史や記憶を振り返るだけでなく、それらを手がかりに「大溝地区をこれからどうしていきたいか」をみんなで考えるためのツールとして、地域での活用が進められています。

Futures Engineering School:未来を創造する子ども向け教育プログラム
滋賀県彦根市に本社を置くシステム・インテグレーター企業PRO-SEEDと共同で進めているのが、Futures Engineering Schoolです。子どもたちがロボットプログラミングを学ぶだけでなく、「この地域が将来、どのような場所になっていたら面白いだろう」という未来から考え、その実現に必要な技術を学んでいく、DASの未来創造アプローチを組み合わせた教育プログラムです。アルスエレクトロニカ・フェスティバル2026では、地域でエンジニアが活躍する未来を思い描き、その未来を「想像できる」子ども向けロボットアーム・プログラミング教育が展示されます。

DAS Starter Program / TEMPO:DASのアプローチを体験的に学ぶツール
DAS Starter Programは、トヨタ・コニックとArs Electronica Futurelabが共同開発した、DASによる未来創造アプローチを誰もが体験しながら学べるプログラムです。今回の展示では、プログラムの中で使用するツール「TEMPO」が紹介されます。
TEMPOは、様々なデータを針の「動き」へと変換することで、数字やグラフだけでは気づきにくい違いや変化を直感的に捉え、そこから問いや対話を生み出すための表現ツールです。データから一つの答えを導くのではなく、データをどう見るか、そこからどのような未来を考えるか。DASが滋賀での実践を通して培ってきた未来創造のプロセスを、企業や学校など、より多くの人が体験できる形へと開いていく新たな取り組みです。
DAS LABについて
DAS LABは、DAS(Data Art & Science)アプローチを活用し、データを起点に現在を読み解き、Artの創造性を取り入れて未来を構想し、対話を通じて社会での実践につなげる共創活動です。大学・企業・地域など多様な主体と連携しながら、地域の未来を考えるプロジェクトに取り組んでいます。
DAS LAB 公式サイト:
https://daslab.jp/
お問い合わせ
DAS LAB 広報担当
代表:神野恭光(JINNO YASUMITSU)
E-mail:daslab@toyotaconiq.co.jp











