【独自分析】関西5大学の医学部入試「英語」を比較|2026年度の出題形式と試験時間の違い

医進の会では、京都府立医科大学・大阪医科薬科大学・関西医科大学・近畿大学・兵庫医科大学の5大学が公式に公開している医学部英語の入試問題等を対象に、出題形式を同一の基準で分類しました。対象は2026年度入試の一般選抜(各大学の該当する入試方式)とし、選択式・和訳・英作文・誤文訂正などの設問構成を整理しています。
各大学の公開資料に基づき、英語の出題形式を比較できるよう可視化したものであり、2027年度入試の出題予測を示すものではありません。なお、分類対象は各大学が公開している資料の範囲に限ります。
調査結果サマリー
大問構成は3〜4大問
大問構成は、大学によって異なり、大阪医科薬科大学・関西医科大学は3大問、京都府立医科大学・近畿大学・兵庫医科大学は4大問に分類されました。なお、近畿大学のA〜Hは小区分であり、本調査では内容上のまとまりに基づいて4つの大問として集計しています。
5試験中4試験で非選択の記述を確認
今回の調査対象5試験のうち、近畿大学は全問マーク式である一方、京都府立医科大学・大阪医科薬科大学・関西医科大学・兵庫医科大学の4試験では、選択式に加えて和訳や英作文などの非選択式の記述問題が確認されました。これは、あくまで今回対象とした5試験の公開資料に基づく結果であり、医学部入試全体における割合を示すものではありません。
試験時間・解答作業の違いも明らかに
今回の調査対象では、英語の試験時間は近畿大学が60分、関西医科大学が80分、兵庫医科大学が90分、京都府立医科大学が120分と、大学によって違いが見られました。大阪医科薬科大学については80分として整理していますが、予定資料に基づく情報のため、公開前に最終的な入試要項との照合が必要です。試験時間の違いは、問題を解く際の時間配分や解答作業を考えるうえでの比較材料となります。
調査背景:同じ「医学部英語」でも異なる答案作成
大学別に形式を確認する意味
同じ医学部英語でも、選択肢から答えを選ぶ、英文を和訳する、内容を説明する、英作文で自分の考えを表現する、誤文を訂正するといったように、求められる答案作業は大学によって異なります。医進の会では、こうした作業の違いに着目し、関西5大学の公式公開資料を同一基準で分類・比較することで、各大学の出題形式の特徴を可視化しました。本企画は、設問形式の違いを把握するためのものであり、大学間の難易度や合格しやすさを順位付けするものではありません。
比較対象と調査方法
本調査では、関西の京都府立医科大学・大阪医科薬科大学・関西医科大学・近畿大学・兵庫医科大学の5大学を対象に、2026年度入試の一般選抜等から各大学1試験を選び、公式に公開されている英語の入試問題等を同一基準で分類しました。選択式・和訳・英作文・誤文訂正などの設問形式や大問構成を整理し、大学間で比較しています。なお、本調査は対象とした5試験に限った分析であり、関西の全医学部を網羅した調査ではありません。
調査結果(1):大問数と問題構成の比較
3大問型と4大問型を一覧化
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大学・方式 |
大問数 |
解答形式 |
主な構成 |
|
京都府立医科 一般前期 |
4 |
選択+非選択記述 |
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大阪医科薬科 一般前期 |
3 |
選択+非選択記述 |
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関西医科 一般前期 |
3 |
マーク・選択+非選択記述 |
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近畿 一般前期A |
4 |
全問マーク |
H詳細非公開 |
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兵庫医科 一般A |
4 |
選択+非選択記述 |
今回の調査対象5試験を比較すると、大問数は大阪医科薬科大学・関西医科大学が3大問、京都府立医科大学・近畿大学・兵庫医科大学が4大問という結果になりました。解答形式については、近畿大学が全問マーク式である一方、他の4試験では選択式に加え、和訳・英作文・誤文訂正などの記述を伴う設問が確認されました。
なお、近畿大学の大問数は、A〜Hの小区分を内容上のまとまりに基づいて4つに分類したものです。また、公開資料で確認できる範囲を出典としており、非公開の設問内容については推測で補っていません。本表は対象5試験の出題構成を比較したものであり、医学部英語全体の傾向や大学間の難易度を示すものではありません。
同じ大問数でも求められる作業が違う
大問数が同じ3大問でも、大阪医科薬科大学では和文英訳、関西医科大学では誤文訂正が出題されるなど、求められる答案作業には違いがあります。和文英訳では日本語の内容を適切な英文に組み立てる力が求められる一方、誤文訂正では英文の誤りを見つけて正しく修正する力が必要です。このように、大問数や問題のページ数だけでは、必要な学習内容や解答にかかる負荷を判断できません。問題の形式や求められる作業まで確認することが、各大学の入試対策を考えるうえで重要です。
調査結果(2):マーク式・記述式という分類の内側
近畿は全問マーク式、他4試験は混在
各大学の公式出題資料および公開されている入試問題をもとに、解答形式を分類しました。今回の対象5試験では、近畿大学が全問マーク式である一方、京都府立医科大学・大阪医科薬科大学・関西医科大学・兵庫医科大学では、選択式と非選択式の記述問題が混在しています。なお、選択肢から答えを選び、解答用紙に記号を手書きする形式は、記号を記入する作業があっても選択式に分類し、非選択式の記述問題には含めていません。
和訳・英語説明・英作文・誤文訂正の違い
大学ごとの記述問題の違いを、今回の調査結果に基づいて表に整理しました。
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大学 |
確認された主な記述形式 |
求められる答案作業 |
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京都府立医科 |
英語説明・英作文 (約150語) |
英文の内容を英語で説明する、自分の考えを英文で表現する |
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大阪医科薬科 |
和文英訳 |
日本語の文章を適切な英文に訳す |
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関西医科 |
誤文訂正 |
英文の誤りを見つけ、正しく修正する |
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近畿 |
非選択式の記述なし |
マーク式で解答する |
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兵庫医科 |
和訳・和文英訳など |
英文を日本語に訳す、日本語の文章を英文に訳す |
※2026年度入試の一般選抜等から各大学1試験を対象に、公式公開資料を同一基準で分類した結果です。近畿大学は、今回の調査対象では全問マーク式と分類しました。設問の全文転載は行わず、確認できた出題形式を要約しています。
調査結果(3):試験時間と時間配分を考える材料
試験時間は確認できた要項で60〜120分
大学ごとの試験時間と時間配分を表に整理しました。
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大学 |
英語の時間 |
時間÷大問数 |
根拠・確認状況 |
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京都府立医科 |
120分 |
30.0分 |
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大阪医科薬科 |
80分 |
約26.7分 |
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関西医科 |
80分 |
約26.7分 |
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近畿 |
60分 |
15.0分 |
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兵庫医科 |
90分 |
22.5分 |
今回の調査対象5試験では、英語の試験時間は近畿大学の60分から京都府立医科大学の120分まで幅がありました。大問数で単純に割ると、1大問あたりの時間は京都府立医科大学が30分、近畿大学が15分となります。ただし、この数値は試験時間を大問数で割った単純計算であり、実際の解答時間や問題の難易度を示すものではありません。
大阪医科薬科大学の80分は予定資料に基づくため、確定情報として扱う前に最終版の募集要項との照合が必要です。
均等換算は実測時間・推奨配分ではない
「試験時間÷大問数」は、試験時間と大問数の関係を比較するための単純な換算値です。例えば、試験時間が90分で4大問の場合、1大問あたり22.5分となりますが、各大問に均等に時間を配分すべきという意味ではありません。実際に必要な時間は、長文の分量や記述問題の有無、得意・不得意な設問、見直しに必要な時間などによって異なります。時間配分を検討する際は、過去問演習で各大問にかかった時間や解答状況を記録し、自分に合った配分へ調整することが重要です。
調査結果から見える備え・英語講師コメント
志望校の形式に合わせて答案作成と時間管理を練習
医学部の英語対策では、単語や文法の知識を身につけるだけでなく、志望校の出題形式に合わせた答案作成の練習も重要です。和訳、英文の内容説明、英作文、誤りの訂正など、各大学で確認された出題形式に応じて演習課題を整理し、必要な力を重点的に養いましょう。また、限られた試験時間内で各問題に取り組めるよう、時間配分を意識した演習も欠かせません。
ただし、2026年度の出題形式が翌年度も継続するとは限りません。過去問による対策と並行して、志望校の最新の入試要項や公開されている入試情報を確認し、変更点にも対応できるよう準備を進めることが大切です。
結果を医進の会の指導へどうつなげるか
今回の調査では、関西の医学部入試において、大学ごとに英語の出題形式や求められる力に違いがあることが分かりました。**志望校の出題傾向を把握し、必要な力を見極めたうえで対策を進めること**が、医学部合格を目指す受験生にとって重要です。
医進の会では、1対1の個別指導を通じて、生徒一人ひとりの理解度や課題に応じた学習を進めています。英語の知識を身につけるだけでなく、和訳・英作文などの答案作成や時間配分にも目を向け、志望校に応じた演習に取り組むことが大切です。また、確認テストで学習内容の定着度を確かめ、理解が不十分な箇所を復習することで、着実な学力の積み上げを目指します。
大学ごとの出題傾向を踏まえた対策と、一人ひとりの課題に向き合う個別指導。医進の会は、こうした日々の学習の積み重ねを通じて、医学部入試に必要な英語力の養成をサポートします。
調査概要
主体・対象・基準日・分類基準
調査主体:医進の会
分析・資料確認日:2026年10月19日
調査対象:京都府立医科大学、大阪医科薬科大学、関西医科大学、近畿大学、兵庫医科大学の5大学について、2026年度入試の一般選抜から選定した各1試験、計5試験を対象としました。
調査方法・分類基準:各大学が公式に公開している入試問題、解答資料、入試要項等を用い、設問形式を選択式、和訳、英語による内容説明、英作文、和文英訳、誤文訂正などに分類しました。大問数は、公開資料で確認できる設問構成に基づいて整理し、近畿大学についてはA〜Hの小区分を内容上のまとまりに基づいて4つに分類しています。
試験時間の確認方法:出題形式の比較は対象5試験すべてを対象としています。一方、試験時間については、最終的な入試要項等で確認できた4試験と、予定資料に基づく参考情報1試験を区別しています。大阪医科薬科大学の試験時間は予定資料に基づく参考値として扱い、確定情報とは区別しました。
調査上の留意事項:本調査は、各大学が公式に公開している資料の範囲内で実施した独自分析です。非公開の設問内容は推測で補わず、対象5試験の結果を医学部入試全体の傾向や2027年度入試の出題予測として扱っていません。受験にあたっては、各大学が公表する最新の入試要項等をご確認ください。
表記上の注意
非公開部分・年度・換算値の限界
本調査は、各大学が公式に公開している2026年度入試の資料に基づく独自分析です。非公開部分の内容は不明であり、実際の解答時間や問題の難易度を測定したものではありません。大問数による時間換算値は単純計算であり、実際の解答時間や推奨配分を示すものではありません。
なお、本調査結果は2027年度入試の出題形式を保証するものではありません。受験にあたっては、各大学の最新の入試要項や訂正・変更情報をご確認ください。
会社概要
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本記事は、医学部受験予備校 医進の会が2026年10月28日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース:【独自分析】関西5大学の医学部入試「英語」を比較|2026年度の出題形式と試験時間の違い












