Floraがトヨタ紡織九州向けに「生理痛体験研修」を実施、同社社長も参加 女性の健康課題への理解度は受講前48%から受講後90%に

Flora株式会社は、トヨタ紡織九州株式会社の従業員を対象に「生理痛体験研修」を実施し、受講者アンケートの結果を公開しました。研修の目的は、女性特有の健康課題への理解を促すことです。研修にはトヨタ紡織九州の社長も参加しました。受講後のアンケートでは、女性の健康課題への理解度が受講前の48%から90%に上がり、理解の深まりと行動を変えようとする意識の高まりが見られました。

「知識」に加えて「実感を伴った理解」を職場に
生理痛をはじめとする女性特有の健康課題は外から見て分かりにくく、経験のない人には仕事への影響を想像しにくいものです。体調の変化に周りが気づき、互いに声をかけ合える職場にするには、知識だけでなく「実感を伴った理解」が必要になります。今回の研修は、こうした考えから「体験」を通じて理解を深める場として企画されました。
研修の目的として掲げられたのは、次の内容です。
- 女性特有の健康課題への理解促進
- 不調のサインに気づき、声をかけ合える職場の雰囲気づくり
あわせて、生理痛の疑似体験と製造現場を想定したケーススタディを通じて、業務への影響や、職場でできる気づき・声かけについて学ぶ機会が提供されました。
疑似体験と製造現場を想定したケーススタディ
プログラムは、生理痛の疑似体験を中心に、次の内容で構成されました。
- 女性特有の健康課題に関する講義
- 専用デバイスを使った「生理痛の疑似体験」
- ケーススタディによるグループワーク(気づけるサイン・声かけの検討)
参加者は痛みの強さを段階的に体感したうえで、製造現場を想定したケースをもとに、「どんなサインに気づけるか」「どう声をかけるか」をグループで話し合いました。

アンケート結果 満足度は100%、生理痛時のパフォーマンスは平均3.9
研修後のアンケートには21名が回答しました。研修全体については回答者の100%が「満足」と答え、そのうち81%が「とても満足」を選びました。「今後の行動を考え、変えようと思ったか」「他の社員にも推奨したいか」という問いにも、いずれも100%が肯定的に回答しています。
女性の健康課題への理解度(「ある程度理解している」以上)は、受講前の48%から受講後は90%へと大きく伸びました。また、普段のパフォーマンスを10とした場合、生理痛がある状態でのパフォーマンスは平均3.9という回答でした。生理痛が業務に与える影響の大きさを、参加者が実感する結果となりました。
参加者からは、次のような声が寄せられました。
- 「知識は覚えられても、男性では分からない痛みを体験でき、より深みが出た」
- 「想像以上に個人差があると感じた。意識して声掛けをしていきたい」
- 「顔色や話し方をよく観察し、体調の変化に気付けるようにしたい」
トヨタ紡織九州の担当者によると、参加者からは、疑似体験によって女性特有の健康課題をより身近に捉え、職場でのコミュニケーションやサポートについて考える良い機会になったという声がありました。同社は今回の研修を一過性のものとせず、女性特有の健康課題への理解をさらに深め、体調や困りごとについて互いに声をかけやすく、安心して働き続けられる職場づくりにつなげていきたいと考えているとしています。

「痛みを体験して終わり」にしないプログラム設計
Floraの生理痛体験プログラムは、専用デバイスによる疑似体験に、基礎知識を学ぶ講義、生理用品を使った体験、職場での対応を考えるグループワークを組み合わせています。症状の個人差を理解し、日々のコミュニケーションや職場環境の改善につながる行動を参加者自身が考える、実践的な内容です。開催時間や規模、参加対象者、講義内容などは企業ごとの課題に合わせてカスタマイズできます。研修形式のほか、社内イベントや展示会などにも対応しています。
Floraが独自のポイントとして挙げているのは、次の内容です。
- 日常動作を伴う体験を通じて、仕事や生活への影響を考える
- ナプキンなどの生理用品を用いて、痛み以外の負担も理解する
- 症状の個人差を前提に、当事者への支援につながる対話を行う
- 各企業の職場環境や課題に合わせて内容を設計する
Flora株式会社は2020年12月に設立され、代表者はクレシェンコ アンナ氏です。女性の健康課題をはじめとするヘルスケア関連サービスの企画・開発・提供を手がけています。
出典:Flora株式会社












