Udemyで講座受講から受験準備まで AWS認定資格の試験クーポン提供を日本で10月より開始


講座で学んだあと、そのまま受験準備へ
株式会社ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)は、日本で展開するスキル開発プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」で、認定資格試験の割引バウチャー(以下、試験クーポン)の提供を2026年10月に始めた。ベネッセはUdemyの日本における独占的事業パートナーであり、今回の試験クーポンもUdemyとともに提供する。最初に対象となるのはAWS認定資格試験向けのクーポンで、今後は他サービスの関連資格にも順次広げる予定だ。
対象の資格対策講座を受講している学習者は、コース画面で試験クーポンの価格と割引額を確認し、Udemy上で購入できる。購入後に発行されるクーポンコードは「マイラーニング」で確認でき、AWSの試験予約サイトで決済するときに使える。ベネッセは、講座や模擬試験での学習と受験の準備をよりスムーズにつなぐことで、講座の受講だけで終わらせず、学びを資格という客観的な証明に変える一歩を後押しするとしている。

デジタル人材の不足と、資格で証明したいというニーズ
DXやAI活用が広がる一方で、日本企業ではデジタル人材の不足が続いている。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「DX動向2026」によると、DXに取り組む企業の85.5%が、DXを推進する人材の「量」が不足していると回答した。また、Udemyがグローバルで提供する資格試験対策の学習には、2026年2月時点の過去12か月で1,000万件を超える受講登録があった。ベネッセは、実践的なスキルを資格という形で証明したいというニーズが高まっているとみている。
ただし、資格対策講座や模擬試験で学習を進めても、実際に受験するには試験の予約や受験料の支払いを別に行う必要がある。今回の機能は、こうした学習と受験の間にある費用面と導線面の負担を軽くし、学びを資格取得へつなげやすくすることを目的に、日本市場向けに導入された。ベネッセは、資格学習と受験をつなぐ体験と受講者満足度の向上を図るとともに、中長期的には日本の資格学習市場での提供価値拡大を目指す。

試験クーポン機能の使い方
講座再生画面の概要タブから確認
試験クーポンは、講座再生画面の下部にある概要タブから確認できる。ここには、クーポンの価格に加えて、Udemyで購入した場合の節約後の金額が表示される。受講者は資格対策講座で学んだ流れのまま対象資格の試験クーポンを購入し、各試験予約サイトで利用する。
一部の試験では再受験保証つきクーポンも
一部の認定資格試験では、通常の試験クーポンを購入するよりもお得な価格で、追加の受験機会を事前に購入できる。Udemyの再受験保証つきクーポンを購入した場合、最初の試験で合格できなかったときにUdemyへ知らせると、再受験用の新しい試験クーポンコードが提供される。再受験保証を利用するには、「My Learning(マイラーニング)」に移動し、元のクーポンの下にある「再受験保証を利用する」を選ぶ。

学習から資格取得までをつなぐ狙い
ベネッセの執行役員 社会人教育事業領域担当で、Udemy日本事業責任者を務める飯田智紀氏は、変化の速いデジタル領域では、学んだ知識を実務に生かすだけでなく、資格という形で客観的に証明していくことの重要性が高まっていると話す。同社は社会人教育事業のミッションとして「学びを成果へ」を掲げており、今回の機能によって、Udemyでの学習から受験、資格取得までをよりなめらかにつなぎ、個人と組織の成長を後押ししたいとしている。
Udemy日本統括責任者のアラン・マルコム氏は、資格試験は学んだ内容を客観的に証明する有効な手段の一つである一方、学習と受験の間には申込手続きや費用、準備面でのハードルがあり、資格取得まで進めない学習者も少なくないと説明する。今回の機能はその分断を小さくするものだという。Udemyはグローバルですでに、AWS、CompTIA、Microsoft関連の資格試験クーポンを展開している。マルコム氏は、日本でもクラウド・IT資格への関心の高まりに応える取り組みになるとの考えを示した。
Udemyは、世界で8,500万人以上が学ぶAI搭載のスキル開発プラットフォームだ。2026年5月にはCourseraとの統合により、世界でも屈指の包括的なスキル開発プラットフォームを構築したとしている。日本では2015年から、ベネッセと独占的な事業提携を続けている。












