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インドネシアの保育士が横浜の認可保育園で実地研修、4年目を迎えたヒューマンスターチャイルドの日本式保育研修

インドネシアの保育士が横浜の認可保育園で実地研修、4年目を迎えたヒューマンスターチャイルドの日本式保育研修
(左)散歩先の公園で園児と遊ぶ研修保育士
(左)散歩先の公園で園児と遊ぶ研修保育士

横浜の認可保育園で、海外グループ園の保育士が1日の保育に参加

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、子育て支援事業を手がけるヒューマンスターチャイルド株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:川下 裕左)は、2026年10月8日(木)に日本式保育の実地研修を実施した。会場はヒューマンスターチャイルドが運営する認可保育園「スターチャイルド《たまプラーザナーサリー》」(横浜市青葉区)。研修の対象は、ヒューマンホールディングス株式会社の子会社であるPT. HUMAN CITA ANANDA(本社:インドネシア・南ジャカルタ市、以下HCA社)が運営する保育園の保育士である。

この研修は2023年から続いており、今年で4年目を迎えた。今回はHCA社の直営園から保育士1名が来日し、通常保育に参加した。あわせて、4歳児クラスの園児に向けてインドネシア語の挨拶や伝統衣装「バティック」を紹介するアクティビティも行った。

(右)午後の自由遊びで園児と関わる研修保育士
(右)午後の自由遊びで園児と関わる研修保育士

英語ベースから「インドネシア語で実践する日本式保育」へ

インドネシアでは経済的な発展を背景に、幼児教育や保育サービスへの需要が拡大している。HCA社は2018年にジャカルタで1号園を開設して以来、日本国内で培った保育ノウハウを生かしたサービスを提供してきた。2026年2月の直営2号園の開園と、国営企業からの企業内保育所の受託を経て、現在は計3園を運営している。

2026年7月には、HCA社が推進する日本式保育モデルの開発と社会実装事業が、文部科学省の令和8年度「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクト(採択28件)の一つに採択された。HCA社はこれまでの英語ベースの保育から、インドネシア語で実践できる日本式保育モデルへの発展をめざしている。その過程で、現地の保育士自身が日本の保育現場を体験し、考え方や具体的な工夫を持ち帰ることの重要性が高まっているという。今回の研修の成果も現地へ持ち帰り、このモデルの構築に生かす方針だ。

インドネシアの保育士が横浜の認可保育園で実地研修、4年目を迎えたヒューマンスターチャイルドの日本式保育研修

朝の会から帰りの会まで、研修当日の様子

当日のスケジュール

  • 9:15~9:30 朝の会:片付け、朝の会への参加
  • 9:30~10:00 アクティビティ:インドネシア語の挨拶紹介(フラッシュカード)、バティック着用体験
  • 10:00~11:15 散歩:近隣公園での外遊び
  • 11:15~12:30 着替え・給食:着替えの援助、給食に同席
  • 12:30~14:30 午睡(休憩)
  • 14:30~15:20 起床・おやつ:自由遊び、おやつ
  • 15:20~ 帰りの会:帰りの会への参加

園児との交流と、現場での学び

午前中のアクティビティは、研修保育士が自ら企画したものだ。フラッシュカードでインドネシア語の挨拶を紹介し、バティックの着用体験も行った。研修保育士は「言葉の壁があるため反応は少ないと想定していたが、子どもたちが積極的に声掛けに応えてくれ、衣装を『着てみたい!』とすぐに手を挙げてくれてうれしかった」と振り返っている。園長によると、園児のなかには海外旅行の経験がある子もおり、海外に興味を持つ子どもが多いという。帰りの会では、園児たちから研修保育士へプレゼントが贈られた。

研修保育士は職員の昼礼にも参加し、現場の工夫について積極的に質問した。たとえば、食育に関する栄養素の掲示物や、子どもが自分で遊びを切り上げて食事を始めるタイミングを決める食事時間の流れ、ヒューマンスターチャイルドのオリジナル教材「あそ*し*あそドリル」を使った数や文字の学びなどだ。栄養素の掲示物については、現地園での取り入れ方を早くも構想していたという。また、保育士が日常的にピアノを弾いて歌や活動を進める姿にも感銘を受けた様子で、日本の保育士養成課程での学びについて職員と意見を交わした。

見学で終わらない研修と、独自基準「HQS認証」

この研修は、グループの海外保育園で日本式保育の品質を高めることを目的に、2023年から継続している取り組みだ。研修先は、ヒューマンスターチャイルドが首都圏で運営する認可保育園43園のノウハウを生かした実際の保育現場である。研修保育士は見学にとどまらず、通常保育に参加して学ぶ。

ヒューマンスターチャイルドは、日本式保育の品質を担保する独自基準「HQS(Hoiku Quality Standard)認証」を設けている。HQSは、ヒューマンスターチャイルドが培ってきた安心・安全な保育サービスや運営ノウハウ、スタッフ教育ノウハウを独自の基準として標準化したものだ。インドネシア1号園は2019年11月にこの認証を取得し、2023年に更新した。今回の研修は、HQSに基づく定期研修やオンライン審査と並ぶ品質向上の取り組みの一つと位置づけられている。また、日本の園にとっても、海外の保育や文化に触れる異文化交流の機会になっている。

HCA社が運営するインドネシアの直営園は次の通り。

  • Starchild Daycare & Learning Center(2018年開園/対象年齢:3カ月~6歳/定員:60名)
  • Starchild Daycare & Preschool Pakubuwono(2026年2月開園/対象年齢:3カ月~6歳/定員:70名)
  • 運営時間:月~金 8:00~17:30

出典:ヒューマン