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日本数学検定協会がサイバー大学と連携協定を締結 数学力を土台にDX人材・地域人材・産業人材の育成をめざす

日本数学検定協会がサイバー大学と連携協定を締結 数学力を土台にDX人材・地域人材・産業人材の育成をめざす
協定締結
協定締結

フルオンライン大学と「数検」の実施団体が手を組む

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:髙田忍)は、ソフトバンクグループのサイバー大学株式会社が設置するサイバー大学(所在地:福岡県福岡市、学長:川原洋)と、連携協力に関する協定を結びました。協定締結式は2026年10月1日(木)にサイバー大学で行われています。

今回の協定では、数学力の向上を基盤として、DX人材、地域人材および産業人材の育成などに取り組みます。これを通じて、両者の相互の発展と、地域課題の解決などをめざすとしています。協定に盛り込まれた連携協力事項は次の4つです。

  • DX人材、地域人材および産業人材の育成などを目的とした各種コンテンツの共同開発の推進
  • 企業・団体などとの連携を通じたコンソーシアムの創出
  • お互いが有する知的資源および人的資源を介した各種交流の推進
  • その他お互いが必要と認める事項
日本数学検定協会がサイバー大学と連携協定を締結 数学力を土台にDX人材・地域人材・産業人材の育成をめざす

締結にあたって両トップが語ったこと

サイバー大学・川原洋学長

川原学長は、同大学が今年度をもって開学20年を迎えたことに触れました。同大学は当初から日本全国だけでなく世界中の人々を対象とし、「場所や時間など個人の学習環境や条件を問わず、勉学に意欲のある多くの人に幅広く質の高い学修の機会を提供し、社会の形成者として有能な人材を育成すること」を建学の理念に掲げてきたといいます。そのうえで、数学という汎用的な基礎学力が問われる分野で日本数学検定協会と協定を結べたことを、たいへん名誉に思うと述べました。

今後は互いの相乗効果を見据え、全国のDX人材、IT人材、AI人材の育成をめざすとともに、企業の人材資源戦略にも携わりながら活動をともにしていきたい考えです。具体的な取り組みとしては、数学に関するコンテンツやカリキュラムの共同開発などを挙げ、それらを1つずつ進めていきたいとしています。

日本数学検定協会・髙田忍理事長

髙田理事長は、協会が自治体とも連携協定を結んでいるなかで、それぞれの地域の特性をどうデータ化し、活用していくのかが課題になっていると説明しました。今回の締結を機に、数学がどの分野でどう活用されているのかというベースを1つつくりつつ、さまざまな産業に合わせたコンテンツをオンラインで学べる環境が整えば、各地域の人材育成に合わせた課題解決が十分に可能だと考えられるとしています。

また、次期学習指導要領の「数学Ⅰ」で「社会を読み解く数学」の項目・分野の新設が検討されていることにも言及しました。そうなれば、数学が社会でどう活用されているのかをオンラインで学びたいという要望も出てくるのではないかとの見方を示し、産業人材をいかに確保し、レベルを高めていくかの必要性を感じていると語りました。

日本数学検定協会がサイバー大学と連携協定を締結 数学力を土台にDX人材・地域人材・産業人材の育成をめざす

サイバー大学の特徴と、協会のこれまでの連携

サイバー大学は2007年に開学した、ITとビジネスを専門とするフルオンライン大学です。いつでも、どこでも、だれでも学べる学習環境のもと、社会に求められる高度IT人材の育成を行っています。通学が一切不要なため、仕事や家庭と両立しながら、時間と場所の制約なく学び続けられるのが特徴です。独自開発の学習システム「Cloud Campus」を活用した学習環境に加え、履修やキャリアに関するサポート体制も整えています。

一方の日本数学検定協会は、算数・数学教育を通じた地域社会への貢献や課題解決をめざし、これまでも全国の自治体や企業との連携協定を積極的に推進してきました。おもな締結先は次のとおりです。

  • 2021年10月:東洋システム株式会社、タイ国立コンケン大学との三者協定。タイの学生の環境問題への意識向上をはかり、課題解決に向けた人材育成につなげる
  • 2023年3月:福島県いわき市、株式会社データミックスとの三者協定。データを活用した「次世代型産業創出人財」の育成をめざす
  • 2025年3月:東京都三鷹市教育委員会と締結。放課後を含めた算数・数学的活動などを通じて、相互の発展をめざす
  • 2025年8月:石巻専修大学と締結。算数・数学力向上を目的とした共同研究などを通じて、相互の発展や地域社会の活性化などをめざす
  • 2026年1月:公立千歳科学技術大学と締結。DX人材、地域人材および産業人材の育成等を通じて、地域社会および地域産業の振興と相互の発展に資することをめざす
  • 2026年9月:岡山県真庭市と締結。「真庭市高校サテライトキャンパス推進事業」を通じて、多様な学びへの接続を図る
  • 2026年10月:サイバー大学と締結。相互の発展に加え、数学力向上を基盤に人材育成や地域課題の解決等をめざす

同協会は、実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省、対象:1〜11級)を実施しているほか、ビジネスの現場で必要な数学力を測る「ビジネス数学検定」、データサイエンスの基盤となる数学スキルとコンサルティング力を備えた専門家を認定する「データサイエンス数学ストラテジスト」、すべて英語で出題される「CBOMS」(Certification for Business-Oriented Mathematics Skills)なども手がけています。

出典:公益財団法人 日本数学検定協会